チャプター 37

翌朝、オフィスでナンシーがノックして入ってきた。

「エンバー、新しいブレイク・ジュエリーの製品プロモーションの候補、かなりいい人たちを絞り込みました。見ます?」

私は新作のデザインスケッチに埋もれていて、そんな時間はなかった。手をひらひらと振って追い払う。「あなたが決めて」

「わかりました」

忙しいのが伝わったのか、ナンシーはそれ以上押してこなかった。

慌ただしい午前中が終わるころには、昼食をとる暇すらないまま、私は宝飾スタジオへ駆けつけ、現場のデザイナーと段取りを詰めることになった。イザベルとガブリエルもそこにいた。二人が寄り添っているのを私がじっと見てしまった瞬間、ナンシーが慌て...

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